家づくりで後悔しないために、知っておきたい知識や情報をお伝えしていきたいと思います。
第1回目のテーマは「気密」です。
快適な家であるためには、「断熱性能」とセットで「気密性」が欠かせません。
気密性とは「どれだけ隙間がないか」ということです。
気密性が低いと、窓枠・玄関周り・壁にある隙間からたくさん空気が出入りします。空気の出入りによって、夏は蒸し暑く冬は寒くて不快な家になります。エアコンや暖房器具を効率よく回すことができないため、無駄にエネルギーを使い、電気代がかさみます。
また、気密性が低いと、家の大敵“内部結露”が起きます。外壁や床などに隙間があると、隙間から湿気が壁の中や床下に流れ込み、壁の中が結露して柱を腐らせます。
「高気密の家はなんだか息苦しそう」と思われる方もいらっしゃいますが、まったくそんなことはありません。穴の空いたストローでは水が漏れて思うように水が吸えませんが、穴が空いていないストローではわずかな力で水を吸い上げられます。これと同じように、隙間のない家はわずかなファンの力で排気・吸気を行い、室内の空気をきれいな状態にコントロールできます。
増田材木店では、気密性能を高めた設計を行い、熟練の職人が丁寧に作業し、徹底的に気密処理を行うことで、気密性能を高めています。
直近の気密測定では、工期の中間でC値0.054㎠/㎡でした。
気密性を高めるためには、丁寧な施工や高い技術、通常よりも多くの部材が必要となります。手間やコストがかかりますが、快適な住宅をつくるために必要なことです。
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