昨晩放送されたNHKの「クローズアップ現代」に、先月弊社のモデルハウスに来られた東京大学の前先生が出演されていました。
【家が暑い！どうする？地球沸騰化時代の住まい“断熱”の効果は】というテーマで、地球沸騰化時代に求められる住まいについてのお話でした。
東京23区では熱中症疑いで亡くなる人の9割が屋内で死亡しているそうです。日本の住宅は、風通しを良くする湿気対策の家づくりが基本でした。そのため、日本の住宅の7割が無断熱/低断熱だそうです。しかし、地球温暖化の影響で、夏エアコンなしでは暮らせなくなり、家の構造を根本から見直さないといけない時代になっています。自宅を断熱リフォームした70代の女性は、「リフォームのおかげで長生きができます！」とインタビューに答えていました。また、集合住宅のリフォームの事例では、夏の電気代が月平均1800円下がり、断熱の効果を実感し住民のコミュニティも一層まとまったそうです。
日本の断熱基準は世界から比べるととても低いことも説明されていました。日本では、建物からの二酸化炭素排出が全体の1/3を占めるそうです。家の構造を根本から見直すことは、住宅の省エネを実現し、温暖化対策となります。
地球沸騰化の時代に、私たち一人一人の意識を変えないといけません。次の世代に残せる家づくりをしていかないといけません。